平成10年11月11日 |
地震調査研究推進本部 |
地震調査委員会 |
1998年10月の地震活動について
特に目立った活動はなかった。
○ 特に目立った活動はなかった。
○ 9月3日に岩手県内陸北部で発生したマグニチュード(M)6.1の地震の余震活動はほぼ収まっている。
○ 9月15日に宮城県南部で発生したM5.0の地震の余震活動は低下している。
○ 10月27日に八丈島東方沖の海溝軸付近(伊豆・小笠原海溝)でM6.1の地震が発生した。
○ 8月7日から長野・岐阜県境(上高地付近)で始まり、9月5日には活動域を長野・富山県境(野口五郎岳付近)にまで広げた群発地震活動は、上高地付近を中心に活動を続けている。10月に入ってからの最大の地震はM3.4で、個々の地震の規模は小さくなってきている。
○ 東海地方のGPS観測の結果には特段の変化は見られない。掛川−御前崎(浜岡)の水準測量の結果には特段の変化は見られない。
○ 特に目立った活動はなかった。
○ 10月3日に東シナ海の深さ約220kmでM5.8の地震が発生した。この地震の発震機構はプレートの沈み込む方向に張力軸を持つものであった。
○ 11月5日に茨城県北部の深さ約60kmでM4.2の地震が発生した。
○ 11月8日に千葉県北西部の深さ約80kmでM4.6の地震が発生した。
○ 11月10日に高知県西部の深さ約40kmでM4.2の地震が発生した。
○ 11月7日に奄美大島近海の深さ約20kmでM4.5の地震が発生した。