平成10年2月12日 |
地震調査研究推進本部 |
地震調査委員会 |
1998年1月の地震活動について
特に目立った活動はなかった。
○1月3日に根室半島南方沖の深さ約50kmでM4.8の地震があった。
○1994年の北海道東方沖地震(M8.1)の余震域で、1月21日にM5.2の余震があった。
○1月31日に青森県東方沖の深さ約60kmでM5.1の地震があった。
○1月14日に千葉県北西部の深さ約80kmでM4.9の地震があった。この地震は沈み込む太平洋プレート内の地震である。
○1月16日に千葉県南部の深さ約60kmでM4.6の地震があった。この地震は沈み込むフィリピン海プレート内の地震である。
○掛川−御前崎(浜岡)の水準測量によれば、1992年頃からの御前崎側沈下の鈍化傾向が続いているように見える。東海地方のGPS観測の結果には特段の変化は見られない。
特に目立った活動はなかった。
○1997年3月26日(M6.5)及び5月13日(M6.3)の鹿児島県北西部の地震による余震活動は、減衰している。5月の活動で南北方向に延びた余震域の南側延長部では、1997年12月中旬以降、活動がやや活発化し、1月10日にM4.1の地震があった。その後は、微小な地震の活動が低いレベルで続いている。
○1月8日に奄美大島近海でM4.2及びM4.1の地震があった。これらの地震は、1995年10月の奄美大島近海の地震(M6.6及びM6.5)の余震域内に位置している。
○2月10日に岐阜県飛騨地方でM4.2の地震があった。