神津島・新島付近の地震活動


3月29日から伊豆大島近海(神津島・新島付近)で地震活動が活発となった。地震は、時折、短時間に集中して発生した。また、その発生場所も移動した(図4及び図5参照)。

4月12日〜15日にかけて小規模な地震活動があり、約60回の地震が覿測され、そのうち有感地震が6回観測された。地震活動は、新島と神津島の中間の海域で始まり、その後、新島の北西海域に移動した(図6及び図7参照)。

5月2日21時半頃から神津島の北東海域で活動が活発化し、5月5日までにM4クラスの地震2回を含む66回(うち有感23回)の地震が観測された。また、5月5日昼前から新島付近で小規模な地震活動があり5月7日7時までにM:3.8を最大とする地震が19回(うち有感1回)観測された(図8及び図9参照)。

6月15日夕方から6月16日朝方にかけて、新島の南東海域で小規模な地震活動があり、21回(うち有感1回)の地震が観測され、このうちM3以上の地震は3回あった(図10及び図11参照)。


気象庁


1996年7月の地震活動について