関東・中部地方


a)11日から14日および18日から19日にかけて、伊豆半島東部の川奈崎から東方沖合に微小地震活動があった。その後沈静化傾向にあったが、29日から震源域が北西約5kmの潮吹崎沖にひろがり急激に活発化した。これまでの最大の地震は10月1日に発生したM4.8(網代震度4)であり、伊東市鎌田で観測された地震回数の合計は8776回(10月9日24時現在)である。震源の深さは、28日以前は8km〜15kmであったが、29日以降の活動では3〜8kmと浅くなっている。

9月29日以降、東伊豆の体積歪計に縮み変化が現れ、変化量は前回1993年5月の活動の際の変化量を越えた。またごく小さい火山性微動が10月4日に観測された。

b)駿河湾ではM3クラスの地震が駿河湾中部で2個発生した。

c)長野県西部の微小地震活動は引き続いて活発で、最大は9月11日のM3.4であった。

d)日光付近の通常の群発活動域より10km程度北の方で微小地震活動(最大は9月1日のM4.2、深さ9km)があった。


気象庁


1995年9月の地震活動について